パン作りのコツ

■ 材料や生地は正確にはかりましょう

成形前に生地を均等に分けることが
焼き上げのコツです。

大きさが異なると、焼いたときムラになります。

■ こね上げ温度が大切です

こね上がったときの生地が最適温度になるように、
室温や粉の温度に応じて水の温度を調節しましょう。

●こね上げ最適温度の目安
 バターロール、食パン:27~28℃
 フランスパン:24℃

●高すぎるとき
 ボウルを二重にし、下のボウルに水を入れて生地を冷やす。

●低すぎるとき
 ぬるま湯で湯せんにして生地をあたためる。

■ 発酵と温度と時間に注意が必要です

発酵機能を使います。

発酵設定
温度の目安
30℃ フランスパン、食パンの1次発酵など
35℃ バターロールの1次発酵など
40℃ バターロール、食パンの2次発酵
ピザ生地の発酵など
45℃ 温度が上がりにくいとき

※設定できる温度は、機種によって異なります。

●時間について
 生地のこね上げ温度が低い場合は長く、高い場合は短くなります。
 レシピの時間を目安にし、発酵具合に合わせて加減してください。

■ 発酵具合を確かめましょう
(フィンガーテスト)

1次発酵後、指に粉を付けて生地に穴をあけ、
発酵具合を確かめます。

良好な発酵状態にすることが、焼き上げのコツです。

●発酵良好(完了)
 生地が2~2.5倍にふくらみ、指穴がそのまま残る。

●発酵不足(固く、重いパンになる)
 生地のふくらみが小さく、指穴がすぐに戻る。
 → 1次発酵の時間を追加

●発酵しすぎ(パサついたパンになる)
 指穴の周囲にしわができ、生地が沈む。

●室温や生地のこね上げ温度が高いと、
 発酵しすぎる場合があります。
 発酵時間を短くして調節しましょう。

●失敗した生地は、ピザ生地や揚げパンに利用しましょう。

■ 「仕上がり」で焼き色の調節ができます

濃くしたいときは〈強〉に、薄くしたいときは〈弱〉
合わせてください。